とうもろこし栽培 ②トンネル作り
さて、前回播種作業が終わったところで既に2時間も経過していました!
皆、満足感に浸っていましたが、作業はまだ続きます。
それでは第二回、力作の「トンネル作り」のレポートをお届けします!
「トンネル」とは・・・
支柱とビニールシートで作った、小さなビニールハウスのような
ものを呼びます!
まずは、トンネルのアーチを立てます。
畝の左右に立ち、支柱の片方を地面に刺してからもう片方を曲げて
地面に刺します。
どのくらいまで地面に刺すかは、支柱に目印があるので段々と慣れてきます!
ただ、前日の雨で土が固かったので、奥まで押し込む力は必要でした。
アーチ作りのポイントは、
各畝の両端に、もう1本余分に支柱を斜めに差し込むことです。
風の影響でトンネルが倒れにくくなるよう強度が出るそうです!
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次に、アーチの上にシートを張ります。
ここで、使用感のあるシートが登場します!
新品のシートを使うと、焼けて破れてしまうそうです。
また、シートの一方は曇り止めの特殊加工がしてあるため裏表に
気を付けなくてはなりません!
シート張りのポイントは、
長さが100mほどあるシートを切らずにそのまま畝に張るため、
1つの畝ごとに、シートの中心を合わせて両端を均等に引っ張ると、
きれいに張ることができます!
畝の両端はシートを固くねじり、ペグ(杭)も畝の近くでしっかり
打つことで風が入りづらくなります。
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最後に、シートが風で吹き飛ばされないように、押さえ紐で固定します。
畝の左右に立ち、アーチの支柱近くを起点としてペグに紐を2巻きほどして
地面にペグを打ち、左右交互にシートを押さえつけていきます。
ペグはアーチで使った支柱よりも太く頑丈で、足で押し込み地面にしっかりと
刺しました。
おさえ紐を固定するポイントは、
ペグをアーチの支柱のすぐ横に打ち込むこと。
そして打ち込む向きは、畝よりも外側にすることです!
内向きにペグを打ってしまうと風の持ち上げる力に対して弱くなって
しまいます。
作業終盤では、作業分担も自然とできて、スピードアップするコツをつかみ、
トンネル作りは約1時間で終了しました。
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ようやく1日目の農業体験は終わりです。
皆の様子はというと・・・
たった半日の慣れない姿勢での作業で、全員疲労困憊…
この日のために購入したピカピカの長靴は見事に汚れ、
翌日は全身が筋肉痛になってしまいました…
~播種からトンネル作りまで、実際に体験をしてみた感想~
電動機器などは使わずに手作業でやったことは想像以上の重労働で、
農作物は、ただ種を播けば勝手に育つのではなく、
様々な工夫と手間がかかっていることがわかりました。
きっと収穫するころには、わが子のように可愛い存在になりそうな予感です!
次回は、薬散と除草についてレポートします!
ご協力いただいた野村ファームさんのHPもぜひチェックしてみてください!
↓野村ファームさん